アイズフロンティアという作業着メーカーを知っていますか?おしゃれで機能性があることから、あらゆる世代が利用しています。なかでも、7630はヴィンテージブルーを扱っていて人気を集めています。そこで、アイズフロンティアとはどんなメーカーなのか、7630で使われているヴィンテージブルーにはどういったものがあるのかについて、詳しく解説します。
アイズフロンティアとは
2013年に創業したアイズフロンティアは、機能性重視の作業着とは違い、ファッション性も高いことから、若い世代を中心に流行している作業着メーカーです。
細身のデニムジーンズを作業着として扱うことで、他の作業着では難しい美しいシルエットや、動きやすさを実現しました。時代が流れ、ライフスタイルは刻々と変わってきています。作業着も、素材やデザイン、そしてカラーが進化し、斬新で新しいモデルが求められるようになったのです。
アイズフロンティアの作業着は、定番の型に捕らわれない、新しい作業着を開発し続ける作業着メーカーなのです。
作業着デニムの魅力
デニムというと、カジュアルファッションの代名詞というイメージが強い人もいるかもしれませんが、元々、デニム生地は作業着として開発された素材です。1870年、アメリカの鉱山ではゴールドラッシュから、多くの鉱夫が作業に追われていました。
ですが、当時のパンツは生地が弱く、すぐに破けてしまいました。そこで開発されたのがデニム生地です。その特徴は、丈夫で長持ちするということです。そして、何よりも動きやすいことが作業着として最適です。作業着としての魅力がたくさんあるデニム生地ですが、おしゃれなデザイン性にも富んでいる素材でもあります。
本来なら、色落ちをした生地は劣化したとして弾かれてしまいますが、デニムの場合は色落ちさえ魅力的なのです。使えば使うほど、その風合いを活かすことが出来るのです。伸縮性もあり、激しい動きにも対応することが出来ることから、作業着としても、普段着としても人気が高いデニム生地は、あらゆる生地やカラーとコーディネートしやすい魅力的な素材です。
インディゴブルーの魅力
デニムの魅力というのは、生地だけではありません。そのカラーにも魅力があるのです。インディゴブルーは、インディゴと呼ばれる藍色の染料で染められた生地です。深い藍色を帯びて、気品や落ち着きをイメージさせる色です。
作業着ではインディゴのようなブルー系のカラーを見かける人もいるでしょう。作業内容によっては、埃や汚れが付きやすいことでもあります。ブルー系は、そういった埃や汚れを目立たなくさせてくれるカラーなのです。そして、作業の効率をアップするのも、ブルー系の特徴です。
なぜブルー系が効率をアップするのかというと、それは興奮する気持ちを抑えて、リラックスさせる効果があるからです。高所での作業や、閉所での作業は精神的にも興奮しやすい状態になります。ブルー系は落ち着いて作業するためにはピッタリなカラーです。
そして、インディゴは洗う度に色落ちがしやすいという性質を持っているため、その変化を楽しむことが出来るのです。
アイズフロンティア7630の特徴
アイズフロンティア7630の魅力は、そのストレッチ性にあります。横方向へのストレッチ性を感じる素材は多いですが、7630は縦方向にも伸びるので、履き心地の良さと動きやすさを体験することが出来ます。なぜ7630はこれほどまでに伸縮性に優れているのかというと、それはポリエステル糸を配合したことによるものが大きいのです。
ポリエステル糸の伸縮性を取り入れたため、これまでよりも伸縮性に優れた丈夫な生地が誕生し、横方向へと伸びることが実現したのです。そして、3Dカッティングを採用しているため、スリムなシルエットを実現することが出来たのです。
更に、レーヨン糸の効果によりその肌触りは絹のように快適で、吸湿性もあるため、着脱もスムーズに行うことが出来ます。更に、使用されている金属も国内のYKKの物が使われ、その拘りの強さが伺えます。肌触りや快適さは、作業効率にも大きく関係してきます。
作業デニムを選ぶ時には、機能性やデザイン性だけではなく、履き心地や履いた後のシルエットを意識することも大切です。
ヴィンテージブルー
ヴィンテージブルーというのが、具体的にどういったカラーなのかわからないという人もいるでしょう。ヴィンテージブルーというのは、濃い目の青のことを意味します。7630では、インディゴブルー、ウォーターリーブルー、ディープインディゴと3色揃っています。
デニム生地は最初からブルーというわけではありません。
元々は白い生地なのです。かつて鉱夫たちが作業着として愛用していた頃、アメリカに多く生息するガラガラヘビを避けるために、ガラガラヘビが嫌がる成分が入ったインディゴで染められたことが最初だったのです。そして、インディゴは濃くすれば耐久性も増して、抗菌性も期待することが出来ます。
インディゴブルーは、深い色合いで使い込めば使い込むほど、その風合いは強くなります。年月がたつにつれて、次第に色が落ちて段々と深みが増してくるのです。7630も、購入してから洗濯を繰り返したり、物で擦れたりしていく内に、どんどん自分好みになっていくのです。
ウォーターリーブルーは、透明感を感じさせるような爽やかなブルーで、使い込んでいく度に、次第にレトロ感を感じさせるのです。更に、ディープインディゴは更に深いブルーとなっていて、使い込んでいくことで、所々が色褪せて味がある1着になっていくのです。
作業ズボンとしてデニムを選ぶ時には、ヴィンテージブルーを意識して購入することが大切です。洗濯をする度に、その表情を変えていくため、ヴィンテージブルーは、自分好みにいくらでも進化させることが可能なカラーでもあります。
手入れの時にカラーを意識することによって、元々の良さを残したまま、様々な風合いを出すことが出来ます。
作業デニムの選び方
作業デニムを選ぶ時には、作業がしやすいデザインや機能性を重視することも大切ですが、カラー選びに力を入れることが大切です。
ヴィンテージブルーは、洗濯の仕方や手入れの仕方により様々な表情を見せてくれる、味わい深い色です。そして、体型をスッキリと見せてくれるカラーでもあるので、作業デニムを選ぶ時にはカラーも意識するようにしましょう。